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Author:aleatorik
WEB版「ミュージシャンのための簡単なギター調整」
http://www.geocities.jp/egoperation/

DVD版「食卓でできるギター調整」
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar2_data/06217304.html

も参考にして下さい。


07年09月「ベースプレート(パワープレート)についての考察」
07年10月「電源ケーブル(うなぎケーブル)についての考察」
07年11月「実戦的ブリッジ調整 別バージョン」
07年12月「ピックアップの極性を反転する」
08年 1月「HotCake勢揃い」
08年 2月「WahWah研究」

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実戦的ブリッジ調整 別バージョン 

実戦的ブリッジ調整 別バージョン その1


1)  まず弦を緩めナットの弦溝に変ながたつきが無いかどうか確認してください。特別なものは必要なくて、眼で見るだけで充分です。

2)  弦を戻して全弦を正しくチューニングします。

3)  ネックの状態を見てください。全くの直線状かごく僅かの順ぞり状態であればOKです。

4)  もう一度第1弦を正しくチューニングしてください。第1フレットを押さえてピッチを見てください。このときのチューニングメーターの数値を記憶しておきます。
   つづいて3フレット、5フレット、7フレット、9、12、15、17・・・・などというように弾いていってメーターの数値を見ます。もし高いフレットになるに従ってシャープするようであればブリッジサドルを後ろに下げます。
   もし高いフレットになるに従ってフラットしていくようであればブリッジサドルを前に出します。
   このようにして基本的にどのフレットを押さえてもメーターのふれが一致するようにします。
   いい忘れましたが開放との関係やハーモニクスとの関係はちょっとのあいだ忘れていて下さい。押弦する各フレット位置でのピッチを許容範囲内に入れるということが目的で、近年に作られたギターは、ぴったり合うものが多いと思います。


5)  第2、第3、第4弦を同じようにしてブリッジの位置を調整します。

6)  第5弦と第6弦も同様なのですが、他の弦と異なるのは押さえ方です。この調整のときには指を寝かせて「バレー」のような状態で押さえてピッチを見て下さい。

7)  第5、第6弦に関して、主にハイフレット、たとえば12フレットを押さえて弾いた時ピックアップのマグネットの影響で音が濁って、フラットすることがあります。このあたりのハイフレットのピッチ感を正しくするためには、ピックアップ高さを下げてマグネットを遠ざけてみるというのもひとつの方策です。
    音色とピッチとどちらを優先するかでこの調整は異なります。両立するのが理想です。両立しないときに「ピックアップ選択・交換」という考えが大きな意味を持ってきます。

8)  以上でブリッジ調整は終了です。すべて正しくセットされています。

9)  チューニングします。開放の実音がメーターで見にくければ第5フレットか第12フレットのハーモニクス(フラジオレット)であわせて下さい。
    
10)  全弦があったら、今度は第5フレットを指を寝かせて「バレー」っぽく押さえてピッチを見ます。このときの各弦のピッチの「ずれ」を記録して下さい。
    
11)  第6弦はちょっと問題がありがちです。もし第5フレットを押さえてシャープしているようなら開放をそのシャープ分だけ下げてチューニングします。これで開放は若干フラットしますがそれ以外はすべて合います。
    他の弦でも、もし「ずれ」があれば同様に「開放をずらして」ください。フラットする弦もたまにあります。そのときは「ずれ」のぶんだけ開放をシャープさせます。こうすることによって数本の開放は「ずれ」ますが、それ以外のすべてのポジションでジャストピッチになります。

12)  各弦の開放をどれぐらい「ずらす」かを記憶します。たとえば「6弦は5セント低め、2弦は針いっぽん高めにする・・・」などというように覚えておくと開放弦でさっとチューニングできます。

とまあこんな感じです。この調整方法で問題が一気に解決したというメールがいくつも届いています。

この調整方法で良い結果が得られない時、ブリッジ調整以前に他の基本的な部分に不具合があるということになります。

WEB版本編の該当箇所やリポートの実戦的ブリッジ調整も参考にして下さい。
このページのリンクから飛べます。


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実戦的ブリッジ調整 別バージョン その2

押さえる指の問題

  ブリッジ調整の際にいろいろなフレット位置で押さえるわけですが、どのように押さえるかが問題となります。押さえる指の力とその方向が安定していなくてはなりません。いろいろなところで書いていますように押さえ方でシャープもフラットもします。

  僕の場合、チェック時には薬指で押さえるようにしています。この指が僕の指の中ではピッチ的に一番きれいに押さえることが出来ます。
  僕の人差し指はハイフレットでフラットしがちです。普段からの弾き方でフラットさせる癖がついてしまっているようです。

  これは人によって差があると思いますので、実際にどの指が一番安定しているか、いろいろなフレットポジションで試しておかれるのが良いと思います。

  指を寝かせてバレーっぽく押さえるのか、それとも立て気味で押さえるのか・・などということとともに、安定したピッチを得る方法を模索してみて下さい。


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実戦的ブリッジ調整 別バージョン その3

第5、第7フレットのフラジオレット

 チューニングを合わせるときに第5フレットと第7フレットのフラジオレット(ハーモニクス)を使う方法はよく知られています。

 例えば正しくチューニングされた第6弦Eの第5フレットで得られるフラジオレットは2オクターブ上のEです。第5弦Aの第7フレットで得られるフラジオレットは同じくEです。ですからこの二つを一致させればチューニングできるということになります。

 ところがここで問題が生じます。第7フレットで得られるフラジオレットは平均律通りの5度の音ではありません。約2セント高いのです。

 従ってどうなるかと言うと、第6弦の第5フレットのフラジオレットと第5弦の第7フレットのフラジオレットをぴったり合わせると、第5弦は約2セント低く調弦されることになります。
 その低く調弦された第5弦の第5フレットのフラジオレットに第4弦の第7フレットのフラジオレットをぴったり合わせると、期待するピッチに比べて、第4弦は約4セント低く調弦されていることになります。
 このようにして合わせていくと、高い弦になるに従ってフラットが大きくなっていきます。

 第5フレットと第7フレットのフラジオレットを参考にするのは良い考えですが、第7フレットのフラジオレットが平均律より若干高いのだということを忘れてはなりません。

 同じことは第19フレットで得られるフラジオレットについてもいえます。ブリッジ調整の際に第19フレットのフラジオレットと実音を参考にするときにはちょっとだけ気をつけて下さい。


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実戦的ブリッジ調整 別バージョン その4

ブリッジ調整の実際例 ストラト編。
たまたま手元にあったものですが、参考になれば。


ストラト ブリッジ例 1


ストラト ブリッジ例 2


ストラト ブリッジ例 3


(画像クリックで拡大)

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実戦的ブリッジ調整 別バージョン その5

ブリッジ調整の実際例 ギブソン編。

SG
sg-2 ブリッジ


レスポール
LPブリッジ


335
335ブリッジ


FV
FVブリッジ


(画像クリックで拡大)


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実戦的ブリッジ調整 別バージョン その6

 ブリッジ調整をするときの注意点です。

 まず、古い弦で、汚れていたり、フレットによる傷がついていたり、さびが浮いているような状態の弦では正しいブリッジ調整は出来ません。それでも緊急に調整しなければならないこともあります。それは、あくまで暫定的なものだと割り切ってその場をしのいで、後日、もう一度調整し直して下さい。

 というわけで、新しいきれいな弦で調整するのが望ましいのですが、張りたてでまだ安定しないうちに調整すると、間違った調整をしてしまう可能性があります。ブリッジサドル近傍で弦がなじんでいないため、正しく調整したと思っても、本来のブリッジサドル位置とは異なってしまうことがあるのです。弦が充分に安定してからチェックしてみると、ブリッジサドルの位置が正しくないことがわかります。

 新しい弦を張ったらブリッジサドル前方の弦を指で押して、サドルと弦のなじみがでるようにするとよいです。チューニングがどんどん下がっていくような状態のときにはまだ弦が安定していないと思って下さい。

 各所のなじみがでるとチューニングも安定します。調整するのはそれからです。

 同じような理由で、サドルの高さを変えたり、サドルの位置を前後に動かしたりしたときにもサドル前方の弦を指で押してなじみを出すようにして下さい。大幅にサドルを動かした時、注意深くチェックするとサドルの近傍で弦が盛り上がったり、不要なところに折り目がついたりしている様子を見ることが出来ます。
 調整時には、あたりまえですが、サドルを動かします。ですからサドルを動かすたびに弦のなじみを出すように心がけて下さい。

 調整してから数日後、弦が完璧に安定してから、行った調整が正しかったかどうか再確認することが望まれます。もし贅沢を言えるなら、もういちど新しい弦に交換して、少し弾くなどしてなじみを充分に出してから再確認すると完璧です。

 充分になじみの出た弦で一度ブリッジ調整しておくと、当分その状態で使い続けることが出来ます。

 使用する弦のメーカーを変えたとき、弦のゲージを変えたとき、ネックの状態が変わったとき(あるいは変えたとき)、弦高を変えたとき・・・このようなときには一応全フレットでのピッチ傾向を確認して下さい。ブリッジ調整が必要になる場合もあります。

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コメント

0フレット仕様のギターについて

寺田さん、はじめまして!
数年前、寺田さんのサイトに出会ってから、
ギターを調整するときの参考にさせてもらっています。
とても勉強にもなっています
ありがとうございます!

寺田さんの調整方法を読ませてもらってから、わたしが強く思うことは、
「0フレット仕様のギターであれば、ナットの溝の調整やバズフェイトンチューンニングなどの煩悩から解放されるんじゃないのか?」ということです。
んが!市場にはそういうギターは少ないです。
んんん。。きっと理由があるのでしょう。(なにか読み落としていたらすみません)
(古いギターや安いウクレレなどにはけっこう見つけることができます。)

0フレット仕様に致命的な問題がないのならば、もし自分なりのカスタムギターをつくるチャンスがあったら0フレット仕様を検討したいと思っています。

寺田さんは0フレット仕様のギターについてはどう思われますでしょうか。

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