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aleatorik

Author:aleatorik
WEB版「ミュージシャンのための簡単なギター調整」
http://www.geocities.jp/egoperation/

DVD版「食卓でできるギター調整」
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar2_data/06217304.html

も参考にして下さい。


07年09月「ベースプレート(パワープレート)についての考察」
07年10月「電源ケーブル(うなぎケーブル)についての考察」
07年11月「実戦的ブリッジ調整 別バージョン」
07年12月「ピックアップの極性を反転する」
08年 1月「HotCake勢揃い」
08年 2月「WahWah研究」

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ギブソン・ナッシュビル工場

CSのディスカバリーチャンネルで
「潜入!有名ブランド工場;ギブソン・ギター」
という番組が放送されました。
ナッシュビル工場の内部が映し出されて、なかなか興味深いです。
1時間番組なので物足りない部分もありますが、そうだったのか
という部分もあって楽しめました。
また再放送されるのではないでしょうか。
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フェンダーからのニュース

フェンダーからのニュースレターによれば、ネックの構造等に変更が加えられたらしいです。

http://click.fender.com/r/M92BVYX/SPYS4/GPGM3/RLZ6W/YWIF/UH/h

ドブロ インナーマイク まとめ

ECMマイクがまだ余ってますので、どうしたものかと。
いろいろ考えていて、ふとドブロが眼にとまりました。
ドブロ用のインナーマイクの製品が売られていたなあと思い出して、それならECMを内蔵してみようかなあと思いました。

電池をどこに置くかで迷ってます。
3通りくらい考えられるので。




ドブロ インナーマイク

というようなわけで、ドブロにマイクを入れてみました。
基板はメラミン樹脂のケースに入れて、結束バンドで軽く取り付けました。
マイク位置はセンターとエッジのちょうど中間ぐらいにしてみました。

電池ケースは内蔵しないでショルダー部にマジックテープで取り付けました。
アウトジャックはドブロのFホールの丸い穴がちょうど良い大きさなので、それを利用しました。

組み立てて早速音を出してみました。
出力がメチャでか!
簡単なミキサー卓で受けてみたら歪みまくりです。
ギターアンプではいくらか余裕が有るとは言うものの、やはり使いづらい感じです。
試しに間にボリュームペダルを入れてみましたが、ちょっと微妙過ぎてよくありません。

ギター外部から漏れてくる音を聴いてみるとちゃんとしているようなので回路は間違い無いと思うのですが、とにかく出力が大き過ぎです。
大失敗ですね。
内蔵アンプのゲインがこんなに大きくない回路に変更します。


初段のトランジスタのエミッターに1キロオームの可変抵抗を入れて様子を見ました。
真ん中ぐらいの位置にすると具合が良さそうだったので、可変抵抗をはずして、510オームの固定抵抗に置き換えました。

まだ少し出力が大きめのようですが、なんとか簡易ミキサーでもうけられそうですし、ギターアンプでも良い感じに思えます。
しばらくこの状態で使ってみます。

(ご使用、工作等は自己の責任においてなされますことをお願い申し上げます。)
(写真はクリックすると拡大されます。)

ECMで遊んでみる

以前になにかに使おうと思ったのでしょう。ジャンク箱からECM(エレクトレットコンデンサマイク)が出てきました。写真はその説明書3種です。4個100円が2種類、2個200円が1種類です。
2個200円つまり1個あたり100円でも高音質の「高級品」とされています。

ECM説明書

これらを使ってなにかを作ってみることにしました。

ECMを使うには電圧を加えなければなりませんが、もしプラグインパワー対応のICレコーダーなどがあれば、サイズの有ったミニプラグ等に接続すれば、それだけで使えるようになります。

ECMのみ




もしプラグインパワーなしでミキサーなどにつなぎたいときは、簡単な電源回路を経由すれば使えるようになります。一般的にはこのようなもので、抵抗やコンデンサの数値や電源電圧等は、ECMに付属する説明書を見て下さい。電源は1.5Vくらいから10Vくらいの間で使えるものが多いですが、僕は大体3V(単3乾電池2本)で使ってます。
ECM電源

マイクユニットをどういう状態でセットするか、これが問題です。


僕が仕事で愛用しているマイクの中にノイマンのダミーヘッドマイクが有ります。
ノイマン

これはたいへん素晴らしいのですが、気軽に使うというのにはちょっと無理があります。
というわけで、ECMを使用してダミーヘッドマイクもどきを作ってみることにしました。
材料は相変わらず100円ショップやDIY店で安く手に入るものばかりです。

これは家に有った180ccくらいがはいるプラスチックのカップです。
ECM小

適当に耳の位置とコードをだすところに穴をあけて、中にはエアコン用のパテを詰めてあります。
耳はなにかのグリップにする波型のゴムがDIY店にあったので、適当に切って、パテで止めてあります。
このパテは硬化せずいつまでも柔らかいままですので、いつでも耳の形を変えて実験できます。
その分ちょっと引っ掛けるとすぐに壊れると言うことも出来ますが。

マイクユニットはケースのちょうど表面のところに来るようにしています。(ためしに短い筒をつけて頭の内部にも入れてみましたが、すごく変な周波数特性になって、使い物にならないような感じでした。)
屋外で試してみると風に吹かれることが判りましたので、これまた適当なスポンジを風よけとしてつけています。


手持ちのICレコーダやZOOMのH2nの外部マイク端子で試してみると、つくりが安易そのものであるにもかかわらず、なかなか楽しめます。
気を良くしていくつかのバージョンを作ってみました。

ECM三種

右側のものは100円ショップのお椀を2個使ったもので、これにはちょっとした増幅回路を入れて、高いレベルで信号を扱えるようにしました。
台を兼ねたケースの中身です。
お椀回路

僕が作った回路の主要部分はこんな感じです。
一応、ECMの電源部が有って、1段増幅して、エミッタフォロワーで信号を出力するようになってます。
回路例


音の感じはどうかと言うと、ノイマンと比較するのはかわいそうというものですが、これはこれなりに、とても楽しめるものです。耳を付け替えたり、形を変えてみたりして、まだ試行錯誤中です。

まだECMが余っていたので塩ビのパイプの両端につけて、やはり耳状のものもつけて試してみました。
ECMパイプ

これはこれでうんと手軽に使えるようなので、もっとちゃんと考えて作ってみようかなと思ってます。


    (この項 一応終わり)
写真をクリックすると拡大します。

各種工作及びご使用は自己責任にてお願い申し上げます。

Q3HD,H2nの三脚

Q3HDやH2nのアクセサリーキットには小型の三脚が含まれています。ちょっと使うにはたいへん便利なものです。
H2nと三脚

しかしこの三脚はデジカメ等を使用するためのものらしく、【音】に関する考慮があまりなされていないように思います。上の写真のように、たとえばH2nで使用すると、置いたところの床などからの振動、雑音を盛大に拾います。

三脚の接地部分を見ると固い素材が使われているのが判ります。
先端プラスチック

この部分の防振性がもう少し有れば雑音を拾わなくなるのではないでしょうか。

というわけで、手持ちのスポンジ板を利用して、三脚の先端カバーを作ってみました。この使用したスポンジはちょっと固めの、比較的しっかりした素材です。

カッターとハサミと、丸い穴をあけられるパンチと、接着剤少々で、約10分で作ったものです。
ゴムカバー

もっと適切な素材が見つかれば、より綺麗に仕上げることが出来ると思います。
効果は絶大で、三脚をたてた机を叩いてみると、下から伝わる振動の雑音は極く小さくなりました。お試しを。


写真をクリックすると拡大します。
工作及びご使用は 自己責任でお願い申し上げます。

ウィンドスクリーン

前回お知らせしたウィンドスクリーンが届きました。
ウィンドスクリーン

これは海外で人気の、ちょっと変わったウィンドスクリーンです。
早速試してみると、大きさがH2n用だとおもわれます。
H2n_例

H2n

元々のスポンジのウィンドスクリーンと比較してみました。
スポンジ

結果は非常に良いです。吹きに関してはスポンジ以上の効果が有るようです。
音質変化については、まだ充分に試せていませんが、使用感は良いです。


当初目的としたQ3HDには大き過ぎます。奥までしっかり被せるとレンズが隠れてしまいました。
Q3HD_

そこでちょうど良さそうなところまで入れて髪用のクリップで留めてみました。
これでなんとか使えるようですが、長い毛足がレンズにかかりそうで、もう一工夫が必要かなと思っています。
クリップ_

もう少し使ってみて、もし可能なら、改良してみようかなと思ってます。

ZOOM の話題 ふたつ



皆さんお元気ですか〜〜?
久しぶりの書き込みです。

ZOOMからの話題をふたつ。
Q3HD用のウインドスクリーンの新型がアクセサリーキットに追加されるそうです。
省スペースで使い易いものらしいです。
近々に入手できる予定ですので、詳細はまたリポートさせていただきます。

「それからG3ですが、アップグレードされました。モデリングが増えて、6エフェクト同時に使用できます。お試しください。」とのことで、大幅に機能がアップされたもようです。
詳細は
http://www.zoom.co.jp/downloads/g3/software/

しかし、僕の旧型コンピュータ環境では対応しておらず、まだ試していません。
家族のコンピュータを使わせてもらう算段中です。

取り急ぎの御報告でした。

ZOOM G3(12/02加筆)

ZOOM G3

ZOOMからG3とH2nという機種が送られてきました。
数週間お借りしていてよいみたいなので、テストしてリポートしたいと思います。

とりあえずG3から。

ZOOM_G3

概要は内蔵されている各種エフェクターを3個並べて使用できるというものです。
そのコンセプトからしてもたいへん判りやすいもので、機種固有の約束事を2~3おぼえれば、
それ以外はきわめて直感的に使用できます。
ZOOMでは「取り説いらず」を目指しているようです。

まだテスト途中ですが、各種シミュレーションはなかなかよくできているようです。
メーカーページに「本物」と比較したデモ映像が有りますが、興味深い出来です。

こういうシミュレーションでいつも思うのですが、設計したエンジニアの好みが反映されているように思えるのが面白いです。
某社はフェンダーが好きで、某社はブギーが好き、また某社はマーシャルが好きで、某社は、、、、というような具合です。
エフェクト系でも好みの反映と思えるものが有りますよね。


G3に電源を入れたら。まずグローバルスイッチを押して接続先を選びます。これは最終的なトーン設定みたいなものなので好きなものを選べばよいわけなんですが、一応は接続先にふさわしいものを(ダイレクトとかコンボアンプのフロントとか5種類から)選んでおきます。
このページではギター信号の流れを右からにするのか左からにするのかも選べます。普通のエフェクターを並べると考えれば右から左へということになりますが、特にこだわることも無く、ギタリスト本人が判りやすいほうを選べば良いと思います。
またこのページで全体のアウトプットのレベルも決められます。ここで注意することは3個のエフェクト部分をオフにしたときのレベルも変化してしまうということです。つまり全オフでもトゥルーバイバスにはなりません。
それ以外にも固有の設定ノウハウは有りますが、マニュアルが判りやすいので、該当箇所を見て下さい。

このG3を使ってみて思うのは以前紹介したG2との感触の違いです。なんとも表現しがたいのですが、弾く意思との距離というか近さというか親しさというか、そういうものが異なっているように思うのです。
G3の心臓部は新たに設計されたもので、処理速度等が向上しているらしいです。そのようなことが影響しているのかもしれませんね。
デジタルものを比較していて時々こういう印象を持つのが面白い(よくわからない部分)です。

G3の内容は書ききれないぐらい盛りだくさんでちょっとした便利なしかけも随所に見られます。
詳しい仕様や内蔵しているエフェクター、アンプモデル、空間系モデリング等はメーカーページで確認して下さい。

( 12/02 加筆  つづく、かも?)

Q3HDのウインドスクリーン

ZOOM Q3HDのウインドスクリーンを作る

ZOOMのQ3HDはミュージシャンの間でヒット商品です。とても使い易くて音が良く評判が良いです。
ところがひとつ問題が有って、風のあるところではマイクが吹かれてしまい、ボッツボッツというノイズが多くなってしまいます。
専用のスポンジのウインドスクリーンが用意されていて、吹きをかなり軽減することが出来ます。

純正

これで解決と思いきや収納ケースがスマートでスポンジをつけたままでは収まらないのです。

ケース

それで、ついついスクリーンをつけずに収録して、あとでノイズに悩むということになってしまいます。

というようなわけで、取り付けたまま収納できるウインドスクリーンを作ってみました。

材料
滑り止め用の網状のゴムシート
ストッキング
マジックテープ
接着剤 少々

注意点としては、接着剤がナイロンや使用しようとするゴム素材に適合していることが必要です。

作業手順
(1)ゴムシートをちょうど良い大きさに切ります。僕は15cmx4cm程度の大きさにしています。全面にゴムシートが有るものと、前は穴があいているものと、背面にも穴があいているものとの3種類を試してみることにしました。

ゴムシート

(2)ゴムシートの両端にマジックテープを貼付けます。一方は表側、もう一方は裏側ですね。
(3)ゴムシートの両面にストッキングを貼付けます。接着剤はシートの端の部分だけにつけばよいですから、つまようじなどでごく少量を1~2mm幅ぐらいで塗ります。適当に貼り付いていれば問題無いので、接着剤をしっかり隙間なく塗る必要は有りません。本当に適当でオーケーです。

出来たものはこんな感じです。

できあがり


Q3HDに取り付けるとこんな感じです。

まえ
うしろ
よこ


扇風機の前にQ3HDを置いて吹かれ具合を試してみました。
最も効果があるのはスポンジでした。
次が全面ゴムシートタイプ。
そして穴が大きくなるにつれて吹きは多くなりますね。まあ当たり前ですが。
あとは使用状況でどれくらいまで押さえられれば良いのか、使う方次第だと思います。
ストッキングの枚数などを工夫してみるのも良いですね。

このウインドスクリーンをつけたままケースに収められますので、当初の目的は達成できました。


すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます。

(各画像はクリックすると拡大されます)

ミニ・マグライトの電池が固着して・・・・

ミニ・マグライトの電池が固着して・・・・

知人に貰ったミニ・マグライト、大切に使っていたのですが、大切にしすぎてどこにしまったか判らず行方不明になっていました。
ところが、別のものを探していてひょんなところで発見しました。

ラッキー、と思ったのもつかの間、アルカリ電池が液漏れしてアルミボディーと反応して固着! 電池が出てきません。

困ったなあ、なんとかしようと思い、バイスにマグライトを固定し、見えている電池の底にドリルで穴をあけました。そこに適当な木ネジをねじ込み、ペンチで引っ張るとなんとか一本目は抜くことが出来ました。
奥の二本目もと思ったのですが、今度はドリルが届きません。

困ったときのネット頼み。
検索するとお湯に浸けるという方法がのっていました。

念のためヘッド部と電球をはずして、お湯に浸けてみましたが、浸ける時間が10分ではびくともしません。
さらに熱を保ったまま20分。
もういいかなと思ってお湯から上げ、とんとん叩いたり振ってみたり、でも出てきません。
あきらめかけて長めのドライバーでつついてみたら「カクッ」という手応えが。
これは固着部にスペースが出来たのかな、そこからお湯が浸透してくれるかもと、もう一度お湯の中へ。
15分ほど待ってから取り出し、叩いたり振ってみたりしていたら、奥の二本目がするりと出てきました。

中を綺麗に掃除して電池を入れて試したら、無事に復活してくれました。
ああ良かった!!


すべての工作はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます。

G2.1Nuのコントロールインを試してみる


G2.1Nuをよく見てみるとコントロールインというジャックが有ります。ここにはオプションのフットスイッチやボリュームペダルをつなぐことが出来ます。
コントロールインにつなぐものは何とかならないものだろうか、、と思ってちょっと試してみました。

第一の方法はステレオYケーブルをコントロールインに接続して、その先の2本のプラグを、ごく普通のパッシブ型のボリュームペダルのイン・ジャックとアウト・ジャックに接続しました。(公認の方法ではありませんのでこの段階では詳しく書きません。すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し
上げます。)

そうしたところ、僕が所有するパッシブ型ペダルは、外付けのボリュームペダルとして普通に使えることが分かりました。
(各種ボリュームペダルで同様に動作するとは保証できません。あくまで僕の場合には、うまくいきました)

しかし、まあ無理してコントロールインにつながなくても、G2.1Nuのインプットジャックや、アンプを使用する場合にはアウトプットジャックにボリュームペダルをつなげば良いわけなんですけどね。
外部ペダルはボリュームペダル以外にはアサインできないみたいです。

ボリュームペダルが外部にあると、内蔵ペダルはワウやモジュレーションやディレイやリバーブのパラメータにふることが出来るので、使い勝手が非常に良くなります。

さらに考えてみるとフットスイッチも同時に使える方が便利そうだと思いました。そこで6Pのモーメンタリー・スイッチと若干の抵抗とボリュームペダルを組み合わせてみました。
これは上記の方法以上に【公認の方法ではない】わけで、詳細を書くのがはばかられます。ZOOMさんの公式見解が得られれば発表するつもりです。
一応便利に使えていますけどね。

外付けフットスイッチの動作はバイパス/ミュートチューニングモードとか、バンクアップとか、ディレイホールドとか、いろいろ選べるようになってます。本体のグーローバル設定でえらべるようになってます。が、しかし、僕が作ったスイッチは、、コントロール信号の内容が異なるのでしょうか、、ディレイ系のコントロールには使えません。他は予定通り便利に使えるんですけど、、何故だろうと思ってさらに試行錯誤中です。

作ったものは、いつものごとく廃物利用でこんな感じです。

G2コントロール

手持ちに6Pのスイッチが無かったので3Pのものをコインで連結して同時に切り替わるようにしています。現状ではコイン部分を足で押すのにこつが要りますが、そのうちになにか工夫をしてみようと思ってます。

それから、僕が今回作ってみた回路では若干の問題があります。フットスイッチを切り替えたときにボリューム情報が途切れてしまいます。ちょっと気をつければその影響から逃れることが出来ますので、「まあいいか・・・」といういつもの感じになってます。

すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます。

(各画像はクリックすると拡大されます)


            (さらにつづく?  かも)








ZOOM G2.1 Nu

zoom G2.1Nu




低価格でありながら、いつも意表をついた優れた面白い製品を作ってくれるのが「ZOOM]という会社です。
以前からの知り合いで、いまはZOOMにいるK氏から「試してみない?」と声をかけられました。
K氏には某社にいらっしゃったときに様々な実験に協力していただいておりました。

というわけで、早速ギターを接続して試してみました。モニターはヘッドフォーンです。
コンパクトサイズなのに実にうまく出来ていて、15分も触っていれば、殆どの操作が直感的に分かるのではないでしょうか。この分かりやすさはとても大切なことだと思います。
音については人それぞれ好みが有りますし、やっている音楽の違いも有ります。それに容易にエディットして好みの音を作れるわけですから、あまり触れなくても良いように思います。
プリセットされている音の感想としては、「飛びもの」のアイディアの良さと、ディストーション系の充実が上げられます。またスティーブ・ヴァイ氏がサウンドメークに参加していることも興味深いです。

このタイプのペダルの場合AMPキャビネットのシミュレーション部分が独立していることが有ります。G2.1Nuもそうなっていて、ダイレクトというスイッチでオンーオフします。いつも言うことですが、このスイッチの名称にはこだわらずに、サウンドのバリエーションとして大いに使うべきだと思います。

G2.1Nuのもう一つの特徴は、USBのインターフェースになっていることです。コンピュータに接続することによって、手軽にデスクトップミュージックを楽しむことが出来ます。僕がお借りした試供品には付属していませんでしたが、市販品にはCUBASE LE5がバンドルされているはずです。
詳しい仕様等はZOOMのページを見て確認してください。

ひとつ僕が思うことは電源の重要性です。G2.1Nuは電池とAC-DCアダプタが使えます。
てもちのAC-DCアダプタ各種で試してみると、微妙ですが、音色が変わるように思えます。特に低音弦の出方、倍音のあり方、バランス、、などが変わるように思えるのです。もし複数のAC-DCアダプタをお持ちの方は、是非 試していただきたいと思います。好みの問題も有りますので、どれが良いとは申し上げられませんけれども。

全体として、低価格で直感的な操作が可能でわかりやすく、好印象です。
ショップで見かけたら試してみる価値は十分にあります。

         (つづく、、かも?)

ヘッド落ちの対策

ストラップをつけて持ったときにバランスの悪い楽器はあるもので、ほとんどがヘッドが重くて下がってしまうというものです。コメント欄での発言もいただきましたので、僕がやっていることを紹介したいと思います。

**エンドピンの位置を変える
これはDVDの中で紹介しているのですが、エンドピンの位置をボディの内側に移せる場合の工夫です。
楽器の形状次第ということになりますので一般的ではありません。が、しかし、この程度のことでも問題を解消できる場合があるのだということを知っていただきたいと思っていました。

エンドピン2

エンドピン1

**楽器にオモリを加える
重さのバランスが悪いのだからオモリとなるものを楽器に取り付ければ問題は解消される筈です。
ルックス等に影響しますので、まあ、参考程度ということですね。
キャビティー内に余裕がある場合、そこにオモリを仕込むということも考えられますね。
おもり1

おもり2

**ボディエンド側のストラップにオモリを加えてみる
要するに、ボディーエンド側が重くなればよいわけだから、楽器ではなく、ストラップにオモリを加えるのはどうでしょう。
用意したのは230gと165gの鉛の切れ端と、¥100ショップのケーブルバンドです。鉛でなくとも、適当な重さのものであればオーケーでしょう。
鉛1

鉛にケーブルバンドを接着します。これをストラップの輪になったところの内側あたりに固定してみます。
輪になっていないストラップでもバンドで適当に固定できれば大丈夫でしょう。

鉛2

錘_外観

こんな感じです。
目立たないし、いろんな重さで作れますし、簡単なので良いのではないでしょうか。

**ストラップに滑り止め
バランスの悪さの程度が軽い場合、ストラップを滑りにくくするだけでも効果があります。
この例は、やはり¥100ショップにあるゴムの滑り止めと両面テープを利用した例です。
ちょうど肩に当たるあたりに滑り止めを貼付けます。
滑り止め
ストラップの滑りの悪いのが嫌いな方にはお勧めしませんが。。
それと、ヘッド落ちはある程度防げますが、ヘッド側の重さのため前側に引っ張られる感じがするので、好みが分かれると思われます。



すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます。

(各画像はクリックすると拡大されます)




RMC8とRMC9

めいばん

RMC8 Guitar Eqwahlyzer
グラフィックEQつきWahWahペダルについての考察

リアル・マッコイ・カスタムから待望の新製品が出ました。グラフィックEQがついたギター用RMC8とベース用RMC9です。それぞれギター用とベース用とのことで、ペダル範囲やEQのセッティングが異なっていますが、基本的に同一な部分も多々有ります。ここではRMC8を中心に見て行きたいと思います。
ぜんたい


まず、EQをオフにして音を出してみるとこのワウの性格がわかります。以前にRMCが得意としていたいわゆるブティック・ワウと、最近のRMCが目指していたヴィンテージ・ワウとの、ちょうど中間に位置するように思います。ワウを開いて行くときの荒れ方が心地よいです。手持ちの数機種との比較試奏でもかなり高得点を得ることが出来ます。僕は個人的に最近の傑作のひとつだと思っています。

ペダルの可変範囲はRMC8が約400ヘルツ~1800ヘルツ程度とそれほど広くなく、傾向がRMC5ウィザード・ワウに似ているように思います。
RMC8_g

RMC9はベース用だけあって約180ヘルツ~800ヘルツ程度です。ギター用と比較して、大体1オクターブくらい下をコントロールしていると言えます。
RMC8_b


グラフィックEQの設定周波数はRMC8は 160 400 1k 2.5k 6.3kで、RMC9は 100 250 630 1.6k 4k となっています。ベース用でのこの設定は実音域よりも倍音域のコントロールに主眼をおいているのかもしれません。ゲインの可変範囲はプラス15dBからマイナス15dBとなっていて充分すぎるほどです。
RMC_8_EQ


グラフィックEQのオン/オフはEQ横の小さなプッシュボタンで行えます。EQがオンの時にはLEDが点灯します。このLEDはエフェクトをバイパスしている時にも点灯し続けますので、エフェクトのオン/オフのインジケーターと誤解しないようにして下さい。

コントロールとしてはペダルの下にミニスイッチがあります。これは「ペダル感度」とでも言ったら良いでしょうか、ペダルの変化カーブが微妙に変わります。スイッチを前側にしておくと従来通りのRMCタッチで、後ろ側に倒すとペダルのクイックさが変わります。同時に周波数特性も変わるみたいなので面白い仕掛けです。Teeseさん曰く a faster sweep speed with less Low-end resonannce   というわけです。
スイッチを後ろ側にしたときの変化の度合いは裏蓋をあけてミニスイッチの部分にあるトリマーで調整できます。ファクトリーのセットでは左(反時計回り)に回しきった状態になっています。スイッチを後ろ側にしてこのトリマーを右にいっぱいに回しますと合成抵抗が0になり、音が出なくなります。

僕の好みによる意見ですけど、RMCらしさを求めるのならスイッチを前にして使うのが良いと思います。もしスイッチを後ろ側にして使うとしてもファクトリーセットのトリマーを左にいっぱいに回した状態で良いと思ってます。
but may be adjusted as desired. とTeeseさんは言ってますから 好きずきなんですけどね。Teeseさんとしては当然左いっぱいのファクトリーセットがおすすめだと思います。

もう1箇所の調整ポイントは裏蓋をあけた時、基板の真ん中下側にあるVR21です。これは出力レベルの調整と考えて良いでしょう。グラフィックEQの設定等でレベルマッチが必要となるときにこのトリマーであわせられます。ファクトリーセットではちょうど真ん中12時位置に設定されています。

具体的な使用例
もうお好みで・・・としか言いようが無いのですが、ワウのEQを考える場合、僕はミッドレンジへの着目が肝かな・・と思っています。
RMC8でいうと400と1k。RMC9でいうと250と630なんですけどね。
特にミッドローの充実さ加減で以前からの人気機種の感じを作り出すことが出来ると思います。



ぜひ使いこなして良い音楽を!!

PS;;なおペダルの固さは付属の6角レンチで調整できます。これは便利ですね。


(一部を除いて 画像をクリックすると拡大します)

もっと簡単な? ストラップロック

ストラップロックをまた別のアプローチで考えてみます。
用意するのは細い紐と小型のコードストッパーです。工具はドライバーセットに入っている「穴あけ」など必要に応じて。

ストラップの革部分に細い紐が通るだけの小さな穴を4カ所あけます。
先端側はピン取付け用の穴のちょうど下辺の横あたりがよいです。ピン取付け用の穴の真横ぐらいにすると革がへたっている場合にはうまくロックできないかもしれません。
上側(スリット側)はスリットが終わるところの横くらいが使い易いです。
先端側の穴は革の真ん中当たり、スリット側の穴は間隔を狭めにします。
わかりにくいかもしれませんが写真を参考にして下さい。

紐を通す_おもて

紐を4カ所の穴に通してからコードストッパーにも通します。コードストッパーに通した紐の先は、抜けないように、結び目を作っておきます。
紐は表側にこのようにでるようにして下さい。
先端側に引っ張り用の紐を輪状にして作っておきます。



裏側はこんなかんじ。
うらがわ


使い方

紐を緩めた状態でストラップをストラップピンに取り付けます。
ストラップピンにつけて

つぎにコードストッパーがついている紐をひいて、ストラップピンのスリット側を紐が横切るようにします。写真を参照して下さい。
紐を上側にして

コードストッパーをしめて紐を固定します。これでストラップがかなりの程度にはずれにくくなります。
コードストッパーをしめる


はずす時は、まずコードストッパーを緩めておいて、引っ張り用の紐をひきます。そうすると紐がゆるみますので、ストラップをストラップピンからはずすことが出来ます。
はずす時は


*********  注意すること   *********

注意することは穴の位置の決め方くらいでしょうか。先端側の穴の位置にとくに気をつけて下さい。
もし極端に革がへたっているときには、スリット上を横切る紐がストラップピンからはずれてしまうことが有ります。
そのときには先端側の紐を通す穴を、より先端側にあけ直して試してみて下さい。
またその穴の間隔はあまり狭すぎないようにして下さい。
装着した時に横切る紐の形がストラップピンに密着して「への字」になっている状態が良好です。


使用する紐とコードストッパーは使用される方がよかれと思われるものを選択して下さい。

コードストッパーの小型のものは、僕が購入したものは2個¥120でした。
たぶん、ギタ-1台分用の総予算は¥150~¥200くらいでしょう。

この「紐ロック」は前回紹介した「金属丸座金」などと比較すると、あまり完全ではない「簡易型」であるといえます。
使用に際してはよくテストされることが必要だと思われます。宜しくお願いいたします。






すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます。

(各画像はクリックすると拡大されます)



簡単ストラップ・ロックを作る

というわけで、まず構造の確認ようにわかりやすいものを作ってみます。

**丸座金で作ってみる

丸座金
内径10mm外径22mmの丸座金を用意しました。

その一部を幅7~9mm程度で切り欠きます。
ストラップピンにストラップをつけてから、この座金を差し込んで脱落防止しようという仕掛けです。
くるくる回ってしまっては困りますので適当なゴムひもを接着してあります。ゴムひもをストラップ先端部にかけることで回転をふせぎます。この製作記事では、切り欠き部が常にストラップの先端側になるようにしてます。


使い方はこんな感じです。
(1)ゴムひもをストラップの先端側にかけます。
(2)座金の切り欠き部を上側から差し込みます。
まずゴムをかけて
(3)そのまま奥まで押し込みます。
おしこむ
(4)外す時は、ゴムひもを外してからロックをスライドさせます。

見やすいように太い白いゴムひもを使ってますが、もし実際にこの形を使用するときには、目立たない黒などの細いゴムひもを使用するほうがよいと思います。
丸座金_黒ゴム

fv_丸座金


この形での使用はもちろん可能です。しかし、ちょっと問題があります。
ストラップピンにはいろいろなタイプが有って、ストラップ取り付け部のサイズがまちまちです。
ストラップピン種類
僕は実験用にこのようなものを使ってますが、全部太さが違います。また形状によっては、使用するストラップの革の厚さで、ちょうど良いストラップロックの切り欠きの幅が変わってしまいます。ちょっと広めに作れば対応範囲は広くなります。が、僕は広めに作るのが好きではありません。
自分の楽器とストラップに合わせて、現物合わせで製作すればぴったりのものを作れます。
製作費用は1個あたり¥15~¥20でしょうか。座金は12枚入っているものが一袋¥100くらいです。

**ペットボトルのキャップ

上記のもので順調に使用できますが、金属製は切り欠きの幅の問題など融通がききません。また工作工具の問題もあるかもしれません。
何か良いものは無いか、、例のごとく見回していたら、ペットボトルのキャップが目に入りました。
早速作ってみました。
こんな感じです。
キャップ
(1)キャップの中心付近に直径9mm~10mmくらいの穴をあける。
(2)幅7mm~9mmていどの切り欠きを作る
(3)キャップの横の部分にストラップピンの頭が通るだけの切り欠きを作る。切り欠きの入り口付近のキャップ内部のリブがぶつかるかも。現物合わせで、ぶつかる部分の処理をして下さい。

穴あけや切り欠き作りは専用の道具でやるのが筋でしょうが、今回のものはより簡単な手法でやっています。かなりアバウトですけどちゃんと使えます。
使ったのは半田ごてとカッターとハサミです。半田ごての先で適当な穴をあけていき、カッターで整形し、よけいなバリはハサミで切った、、、というものです。半田ごてのかわりに熱した金属の串でも良いかもしれません。やけどをしないように気をつけて下さい。
穴や切り欠きは少し小さめから始めて、徐々に最適サイズになるようにして下さい。切り欠きは、気持ち狭めのほうが感触がよいです。

大体出来たら現物合わせで確認します。切り欠き部分を差し込んで
切り込みから
滑らせるように押し込んで、蓋の中央部分まできちんと入ればOKです。
すべらせる

多少整形が荒くても適度にたわんでくれます。
中央部まで押し込んだときに、キャップの内側のリブ状のものがストラップピンの頭部分にぶつかる時は、ぶつかったリブ状の邪魔な部分を、あたらないように削り取るなどして、処理して下さい。

装着具合を確認したらゴムひもをつけます。
ゴムひもは真ん中より少し上側(切り欠きの反対側)に寄ったところにつけるのが使い易いようです。この写真のものは試行錯誤の穴があいていますが、気にしないで下さい。
ごむひも

ゴムをストラップの先端にかけて切り欠き部から滑らせて装着する、、、このテストを繰り返してOKになったら、ペットボトルのキャップの高さを低くします。そのままで良い人はそのままで。
荒い紙ヤスリ等で適当に薄くして下さい。
希望通りになったら、キャップの切り口に適当な厚めの紙などを接着して蓋にします。接着してからふちにそってハサミで切ると綺麗に出来上がります。上下がわかりやすい絵柄が使い易いです。
薄くして蓋_切り込みから


実際に使ってみると、こんな感じです。
キャップ使用例


**厚手のピックでも
他のものでも同じように作れますね。これは厚手のピックを使った例です。強度に不安があるので裏側の切り欠きの反対側(上側という言い方も出来るかな)に金属で補強を入れてあります。
厚手のピックでも



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おすすめは金属加工が出来る方なら金属の丸座金かなあ。信頼性が高いです。

廃物利用で面白く簡単に作れるのはペットボトルのキャップ。使い勝手は非常によいです。
キャップの内側にリブ状のものが有ったり、立体的であることなどが強度の向上につながっています。

いずれの場合も強度的には充分に実用範囲に入っていると思われますが、極端に乱暴な扱いは避けるほうがよいでしょう。

意表をついている(僕はそう思ってます)のはヘアピン曲げです。こんなもので、、、と思われるかもしれませんが、それなりの効果があるのが面白いです。実際の使用では、ヘアピンの先をなにかに引っ掛けたりするかもしれませんし、ヘアピンの割れている先端側がストラップのスリット側にこないような工夫が必要かもしれませんので、注意が必要です。
とっさの場合には、この考え方が役に立つと思いますけど。





すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます。

(各画像はクリックすると拡大されます)




ストラップのロックを考えてみる

ストラップの脱落防止はどうしていますか?
僕はシャーラーのロックピンや、プラスチックの円盤状のロックを愛用いたしておりました。

シャーラーetc

だけど、もっと簡単に、安価に出来ないものかと、もういちどストラップの脱落防止を考えてみようと思い立ちました。

**目玉クリップ
どうしてストラップが脱落するのか、、取り付けの逆の動作をしてみました。

abunai

よくみるとストラップの上方のスリットにストラップ・ピンの丸い部分がすべりこみ、外れることがわかりました。この効果が無いとストラップを取り付け出来ないわけですし、取り付けやすいということは外れやすいということも出来ます。
スリットにストラップ・ピンが食い込まなければ外れにくくなると思い、特に深く考えないで手近に有った目玉クリップで挟んでみました。


medama


これ、意外と大丈夫です。ルックスの問題は有りますけどね。とりあえずストラップの脱落は防げるみたいです。なんの工作もいらず、せいぜい目玉クリップのサイズを選ぶだけで出来る、最も簡単で効果的な方法であるといえるかもしれません。
しかし、これではあまりにも・・・なんで、、、ようするにストラップをつけた状態で、ストラップ・ピンの上側に何か横方向の障害物が有れば、スリットにストラップ・ピンが食い込まないわけで、目玉クリップ以外のものを考えてみます。

**ヘアピンはどうか?

これまた手近に有ったヘアピンを曲げてみました。

pins

折り曲げ角度がつきすぎると折れますので程々に。
手元に有ったものの長さがちょっと長かったので、一番下にあるものは適当に短くしています。切り口は鋭利なのでヤスリで丸め、さらにホットグルーをつけてあります。

これをストラップをつけたあとのストラップ・ピンにとりつけます。ヘアピンはまっすぐなほうを上側にするほうが効果的です。これ重要です。

ヘアピンの先を少し開き気味に曲げてありますので、先端部分をストラップ・ピン部に差し込みます。

pin1

そのまま押し込んでいくとこのようになるわけです。

pin2

ストラップ・ピンにはいろいろなサイズがありますから、使用しているピンにあわせてヘアピンの曲げ方を変えると具合の良いものを作ることが出来ます。
ものがきわめて安価ですから、もし失敗しても心置きなく次のヘアピン曲げに取りかかることが出来ます。

**
このヘアピンでも効果は期待できます。しかしもっと「ちゃんと考えた!」ふうのものは作れないものでしょうか。次回はもうすこし工作らしいことをしたストラップ・ロックを紹介します。



        つづく

(各画像はクリックすると拡大されます)

(なお、すべての工作および使用はご自身の判断と責任において行われますことをお願い申し上げます)





最も簡単なコンタクトピックアップを作る

前回までに書いたこともそれほど難しいものではありませんが、もっと簡単な、おそらく考えられる手法で最も簡単なチューニング用「コンタクトピックアップ」(コンタクトマイク)の作り方を書きます。
便宜上、作ると書いてますが、実際になにかを工作するようなことは、ほとんどありません。

用意するもの

・なんと呼ぶのか知りませんが女性が髪をまとめたりするときに使用するゴムのバンド
・適当なイヤフォーン
・ミニから標準への変換プラグ(モノがベターだけどステレオでもよい。注意は後述)

簡単に揃う

手順

1 変換プラグにイヤフォーンのミニプラグを差し込みます。

モノ変換

変換プラグは、このようにモノのものがあれば非常によいです。

ステレオのものでも使えますが、先端から二番目の接点のところをインプットジャック部でパワーのオンオフに使っているエフェクターが多いので、今回の状態のステレオプラグをエフェクターにつなぐとおかしなことになると思われます。ステレオの変換プラグを使用した場合には、あくまでチューニングメータ(インプット部でパワーのオンオフをしないもの)での使用にかぎるのがよいです。
ステレオ変換

2 ギターのヘッドなどにゴムバンドを巻き、イヤフォーンのL側を写真のように差し込みます。

簡単取り付け

L側を差し込むのは、プラグの先端のチップ側にLがつながっている筈だからです。ところが不思議なことに、100円ショップのイヤフォーンではRが先端に接続されているものもあります。ですからLを挟んでうまくいかない時はRを挟んでみて下さい。考えるのが面倒だったら両方差し込んでもよいですけどね。

3 プラグをチューニングメータに接続してチューニングします。

以上です。イヤフォーンとゴムバンドと変換プラグ、これだけあればチューニング用コンタクトピックアップ(コンタクトマイク)になるわけですから、本当に簡単だと思います。ゴムベルトは小さめの直径のものが具合が良かったです。

変換プラグはなにかを買ったときにおまけでついてきたものばかりです。

簡単ですので是非お試しください。
製作その他諸々のことは自己責任でお願い申し上げます。

(画像はそれぞれの画像クリックで拡大します)


補足  その後の調べで、入力感度の低いチューニングメータもあることがわかりました。そのようなチューニングメータを使用しているときにはイヤフォーンを利用したコンタクトマイクは出力が不足する場合も有ります。そのことをご承知おきください。
ゲインブースト出来るエフェクターを間に入れれば問題は解消します。その為にもモノの変換プラグがあるとよいですね。



チューニング用コンタクトピックアップ製作

ジャンク箱を整理していたらピエゾのブザーが出てきました。

ピエゾ

ピエゾを使った各種実験のときに一袋数百円で買ったものの残りでしょう。
何か使い途はないかと考えてみました。
すると台所の小物掛けが目に入りました。フックがついた吸盤で、レバーを倒すとぴったりと吸い付くというもので、100円ショップで買ったものです。

吸盤フックと

このふたつを組み合わせるとチューニング用のコンタクトピックアップが出来るのではないだろうか・・・そう考えて試してみました。
フック部分は邪魔なので切り取り、レバー部分に両面テープでピエゾブザーを貼付けます。

両面テープで

ピエゾをケースごと貼付けていますが、中身をだして貼付けてもよいです。
適当なシールド線をつないで、線がぶらぶらしすぎないように接着剤などで工夫すれば良いと思います。
ギターの適当なところに吸い付けてアンプから音を出してみると、まあ、それなりの音がします。チューニング用ピックアップとしては充分でしょう。

たまたまあった材料で作ってみましたが、この為だけに部品集めをして作ることは無いと思います。市販の同機能の製品を買うほうがベターだと思われます。

しかし15分くらいの作業でコンタクトピックアップを作れたので満足しています。使い心地はなかなか良いです。


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前回の吸盤タイプはギターの各部に貼ることが出来て、各所の振動具合を知ることが出来るので、面白いです。
しかし、使い勝手では、クリップタイプのほうが良さそうに思えます。クリップタイプは、ヘッドとか、取り付け場所がかぎられますが、チューニング目的には充分です。
というわけで、物干用クリップにピエゾを貼付けて、クリップタイプを作りました。

クリップ

たいへん便利に使えています。
ここでもやはり問題なのは、ピエゾがそんなに簡単には家庭にないことです。わざわざ専門店で部品集めをするようではこの記事の意味が半減します。何か簡単に手に入るものは・・・ありました。

100円ショップで売っているイヤフォーンと大きめの洗濯バサミ、これなら手に入りやすいでしょう。
ステレオイヤフォーンの片側(つまり50円)と10個で100円の洗濯バサミ(1個あたり10円)それにプラスアルファーで適当なプラグ付きシールドがあればクリップ式のコンタクトマイクが出来そうです。

イヤフォーン

このふたつを組み合わせてみると、なんとぴったりと収まりそうです。

ぴったり

適当におさめてホットグルーで固定しました。シールドもつないでさらにグルーで固め、結束バンドで固定しています。

完成

この写真のものは洗濯バサミの先端を切り取ってありますが、特にそうしなくてもよいです。(ちょっと試したいことがあって切り取りましたので)

このイヤフォーン利用は出力が小さいです。アンプにつないでみるとピエゾよりずっと小さな音しか出ません。しかしチューニングメーターに接続すると期待通りの働きをしてくれます。楽器のヘッドなどにぴったりと押し付けられている為か、外部の音がかなりある場所でも快適にチューニングをあわせることが出来ます。
総経費 60円プラスアルファのチューニング用マイクとしては成功なのではないでしょうか。


取り付け



(各画像はクリックで拡大します)

(ちなみにこの記事で使用しているイヤフォーンはどこかでただで貰ったもので、100円ショップで購入したものではありません。家庭にある使用しなくなったものなど、ほとんどのイヤフォーンで製作出来ると思います)


補足  その後の調べで、入力感度の低いチューニングメータもあることがわかりました。そのようなチューニングメータを使用しているときにはイヤフォーンを利用したコンタクトマイクは出力が不足する場合も有ります。そのことをご承知おきください。
ゲインブースト出来るエフェクターを間に入れれば問題は解消します。もしよければおためしください。



ギターじゃないけど

ギターではないのですが、、、細かい経緯は抜きにして、、、ダラブッカが我が家にやってきました。国立にあるポーキーさん(POKIさん)のお店のコンガボンゴで購入しました。
ダラブッカと一口に言っても多種多様であり、エジプトタイプとトルコタイプに大別されます。購入したものはトルコタイプでさらにブラジルのBauer社製というものです。

ダラブッカ_1
(画像クリックで拡大)

Bauerのダラブッカはカラカラとしたエジプトタイプの音とは違って低音が豊かな重厚感のある音がします。ヘッドの口径も10インチと大きめです。もともと張ってあったヘッドは黒い太めの縁取りがしてあります。少しミュート気味のような感じがします。
ヘッドを外して指で押してみると、ヘッド素材の感触が変わっていて、なんとなく柔軟な弾力があるようです。これも音に大いに影響していると思います。

というわけでPOKIさんに相談したらいくつかのヘッドを候補としてあげてくれました。
ヘッドの口径が10インチ、というのがヘッドの選択肢を拡げてくれているようです。

ダラブッカ_2
(画像クリックで拡大)

この4種類のなかからとりあえず使うヘッドを選ぼうと思います。
Bauerのヘッドが一番重い音がします。本革はとてもいい感じなんですが、ずぶずぶの初心者にはもったいないです。クリヤーのヘッドは一番軽いパキッとした音がします。しかしこれも超初心者である僕には難しい感じです。
というわけで、現状はGOPEと書いてあるヘッドを使っています。
もともと張ってあったBauerよりちょっと軽めの音がします。

このBauerとGOPEのヘッドの材質はよく似ているように見えるのですが、じつは、大いに違うのかもしれません。ヘッドについたへこみを解消しようと思って熱めのドライヤーをかけてみました。GOPEのほうはスーっとへこみが解消するのですが、Bauerのほうはうまく解消されません。なかなか興味深いものがあります。Bauerのヘッドにも種類があるようなので、いろいろ試してみたいです。

現在の状態です。
ダラブッカ_3
(画像クリックで拡大)

練習しなくちゃ!!!!!!!!



POKIさんのお店congabongo

http://www.congabongo.com/


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ギターじゃないけど  その2


**ミニジャンベ

数年前にフランス・ブルターニュで開かれた音楽祭に行きました。世界各国からミュージシャンが集まっていて、そのなかにアフリカからの一団がいました。出演者というわけではなく、通りにジャンベを数多く並べ、圧倒的なパワーで叩きまくっていました。通りがかりの人たちも巻き込んで楽しいストリートパフォーマンスでした。
並べてあるジャンベは「展示即売」らしく、僕も出来るだけ小型で音が気に入ったものを買い求めました。

ミニジャンベ
(画像クリックで拡大)

作りはとても粗くでこぼこしてますが、ちょっと気に入ってます。




**よくわからない太鼓
上のジャンベとはまた別の時期にフランス・パリの9区か10区あたりのよくわからない店で買ったと思います。旅先で音が出るものが欲しかった・・・多分そうだと思います。

インド?
(画像クリックで拡大)
どこの太鼓なんでしょうか、調べていないのでよくわかりません。インドでしょうか?
叩き方もわかりませんが、軽い音でかわいいです。
情報をお持ちの方、この太鼓がなんであるか、ご教示いただけると幸いです。




spidercapo スパイダーカポ

ネットでふらふらしていたら、こんなカポを見つけました。
スパイダーカポです。
スパイダーカポ

もう十年ぐらい前になるでしょうか・・・僕も弦を選んで押さえられるカポが欲しくて何種類か試作していました。実験段階ではなんとか使えても、実用化はうまくいきませんでした。

このスパイダーカポはちょっとごついですけど、実用化に成功したようですね。
日本に入ってますか? 是非試してみたいんですけど、まだ見かけません。

DEMO VIDEOをみるとかなり楽しそうです。特にドローンを効果的に使えそうです。

情報をお持ちの方 ご教示いただけると幸いです。

Callaham ABR-1

カラハム ABR-1の1
(画像クリックで拡大)

カラハムの新しいABR-1ブリッジが届きました。
ギブソンのTune-o-maticにそのまま載せ換え可能なリプレイスメントパーツです。

特筆すべきことはその製造方法です。一般的にこのブリッジは鋳物で作られますが、カラハムでは、スチールのブロックから削り出しています。なんでこんな手間のかかることをするのか・・音がまったく違うようです。

上の写真は左がエピフォンのFVについていたもの、右がカラハムです。重さを量ってみたところ、エピフォンは48g、カラハムは59gでした。

お察しの通り、いつもの実験用FVに取り付けることにしました。カラハムに付属してくるサムスクリューは工夫を凝らしたもののようですが残念ながら、エピフォンのスタッドとは太さが違い、今回は実験できませんでした。こんどまたレスポールで実験してみます。

もうひとつ書いておくべきなのは、ブリッジ自身をスタッドに固定できることです。
カラハム ABR-1の2
(画像クリックで拡大)
6角レンチが付属してきますから、諸々の設定が終わったらこの写真のところにあるネジを締め込んで固定します。

驚いたのは工作精度の高さです。普通のABR-1タイプはブリッジサドルとサドル用ネジが簡単に外れます。それで弦が切れた時などによくブリッジサドルを落としてしまいます。細い針金のリテーナー・ワイヤーがそのような事故を防止しています。
ところがカラハムのABR-1ではサドル用のネジがぴったりとはまっていて、容易には落ちません。というか、サドルを取り外すのに苦労します。僕の好みのサドルの向きというのがあるわけで、その通りにしようと思ったら、なかなか外れてくれません。それくらいぴったりと精度高く作られています。

肝心の音はと言うと、タイト&クリーンです。ぼくのFVの低音は、少しブーミーなところがあったのですが、Lowはあるのにしまっているという、理想的な状態に近づきました。
また各弦の干渉具合が変わったのか、弦の分離が綺麗になりました。サスティーンも伸びたみたい。

これ、とても良いです。Tune-o-maticを搭載している他のギターすべてで試してみたくなりました。要するに、よく考えられた素材でちゃんと工作精度を高く作れば、各種ロスを減らすことが出来て、音が良くなるということみたいです。

カラハム・ギター
callahamguitars

このFV、分離の良いピックアップと分離の良いブリッジとで見違えるようなものになってきました。今後どうなっていくのか・・・ちょっと楽しみです。


追記:ヒューマンギヤでの販売価格が決まったようです。
   詳しくは
   ヒューマンギヤ
   で確認して下さい。

LindyのPure PAFとSplit-Blade

pure_paf
(画像クリックで拡大)

Lindyの新製品2種が届きました。
Pure PAFとSplit-Bladeです。

まず手始めにPure PAFから。
結局いつもの実験用のフライングVに装着しました。
ピックアップ高さは一応ギブソンの標準程度に合わせました。
ポールピースは梱包されていた時のままで触っていません。ネジの頭を見ると微妙に調整されているような気もしています。ですからこれがLindyサイドの意志と受け止めることにしました。

早速音を出してみると、上品!!!そのものです。出力は小さめでとてもクリヤーです。弦の分離が非常に良い。これはちょっと弾き手や音楽を選びそうな気がします。すごく真っ当に良い音なんだけど、僕の手には余るかも。というわけでピックアップ全体を少し上げて、わずかに出力が上がる方向にしました。ごく僅かなんですけど、俄然弾きやすくなりました。
全体に誇張が無く、特に高音域のスムーズさは好感が持てます。

ここで初めてスペックをチェックしました。(事前に調べると音の判断がそれに影響されてしまいそうです)
ネックが約7.5Kオーム、ブリッジが約8Kオームと、最近のピックアップの中ではターン数が少ないほうだと思います。さらにLindyのページによればマグネットも弱めにしているらしいです。これらの事やコイルの線材の選択などで、『純粋に』オールドっぽいPAFの音を実現できたようです。
Lindyのページの売り文句でも、そのクリヤーさ、分離の良さが書かれています。僕の印象は間違っていなかったと、一安心しました。

リプレイスメントピックアップでこれくらい誇張が少ないものも珍しいのではないでしょうか。一般的に、特徴を出そうとしてか、派手めになる傾向があるように思いますから。
ターン数の多いパワーで押すピックアップからPure PAFに載せ換えるとその繊細さに戸惑うかもしれません。
はったりの無い音ってちょっと怖いですけど、なんとか頑張って弾きこなせるようになりたいと思っています。

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lindy_split
(画像クリックで拡大)

次はLindyのSplit Bladeです。
これは形から言って高音側と低音側にそれぞれコイルを持ったハムバッカーだと思われます。
写真で見てわかる通り、底面にヨークを形成するような金属板が取り付けられています。実際の構造がどうなっているか、詳しいことはわかりませんが、興味深いです。
カラーは写真にある黒と、白との2種類があります。僕がストラトにつけたのは写真のものとは違って白いものです。
出力に3種類あって、Vintage、Blues、High Outputとなっています。
僕が使っているのは基本的にVintageのはずなんですが、一部はBluesかもしれません。ちょっとラベルが混乱しているようでよくわかりません。

取り付けたギターは70年代のフェンダーストラトにフロイト・ローズをつけたものです。
ピックアップ高さはいちおうフェンダーの標準値を参考にしてみましたが、フェンダーのオリジナルピックアップと同様に考えても良いものかどうか、ちょっとわかりません。音を出しつつ調整することになりそうです。

出力は結構あります。
音の感じは、言葉で言うのは本当に難しいのですが、いわゆるシングルとは違うと思います。オリジナルのピックアップが持っていたザックリ感が少し足りないように思うのです。
とは言っても、他のシングルサイズのハムバッカーなどと比較試聴しましたが、Split Bladeの音はなかなか良いと思います。イメージとしてはいわゆるハムバッカーとシングルのちょうど中間で、少しシングルよりなのかなと思います。
またレンジは実効的な中音域に集中している感じです。歪ませる場合を考えると、余分な成分が押さえられていて、かえって都合が良いのかもしれません。
ノイズの少なさなどから考えても、歪みメインでたまにクリーンも使うというような使途にちょうど良いのではないでしょうか。

ピックアップ高さは結局これの場合も標準より少し高めに設定することになりました。すっきり感をのぞむなら標準か僅かに低めぐらいが良さそうなんですけどね。残念ながら僕のプレイが追いつきません。
この状態でしばらく使ってみます。

Lindy Pickupについてのお問い合わせはヒューマンギヤまで。
ヒューマンギヤ



     

新しいスライドバーと複数のカポを使ったプレイ

だいぶサボってしまいました。
またぼちぼちと更新することにします。

新しい形のスライドバーを見つけました。このページに情報があります。
swivelslide
デモの動画を見るとスライドの向きを一瞬で変えていますが、
まるで手品のようです。
こんなにうまく使えれば良いですねえ。

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ギター関係のいろいろなニュースレターを購読しています。
その中のひとつacousticguitar にでていた複数のカポを使った
変わったプレイ方法。

3個のカポ

これを見て興味を持った人はこの記事を是非!

multiple capos



ピックについて(改訂版)

以前に書いた記事ですが、改訂版をアップします。昔はこんな文体でも書いていたんですね。なつかしい。

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 楽器屋さんにいくと各種多様なピックが売られている。
 使用するピックの選択はどうしたらよいのだろうか。スタジオでプロミュージシャンの使用ピックを見ると、ポリシーを持っていると見受けられる人と、そうでもない人がいるみたいだ。 インタビューでアール・クルーが答えているところによると、とにかく楽器屋さんにあるピックをすべて一枚ずつ買ってきて、自分にあうものを選べと答えている。 そうするのが理想だが、実際問題としてそうもいかない。そこで、僕が今まで使ったピックから紹介してみようと思う。

***鼈甲が最高*** 
bekkou
(画像クリックで拡大)

まず材質だが、ダントツに良いのは鼈甲(本物)である。触ってみてかたすぎるように思うかもしれないが、弾いてみると「弦離れ」が非常によく意外にかたさを感じない。音の粒だちが良く、コードストローク、単弦弾きどちらも良い。特に両者が混在しているような弾き方のとき、単弦弾きが弱くなってしまいがちだが、鼈甲ピックではその落差が少ない。ほかのピックではかなりピッキングに注意しないと良いバランスにならない。鼈甲で弾いてくれると録音側はとっても楽が出来る。消極的理由でかけるコンプ/リミッター・EQの量を少なく出来る。(積極的理由でかけるコンプ/リミッター・EQについては、この限りではない) エレクトリック、アコースティックともに好結果が期待できる。手に入りづらいことと高価である(¥1000~1500?)ことが玉に瑕である。一時、取り引き禁止になったとの話があったがどうなんだろう?ワシントン条約の条項が誤って伝わったものなんだろうか。現在でも入手できる店はあるので・・・ 選ぶ際の注意としては、さすが「生もの」一枚ずつ音が違うので、何枚か弾き比べて、好みのものを選べばよい。微妙な反りや粘りの違いもあるみたいだ。形状もメーカーによってなのかもしれないが、少しずつ違いがある。 あまり減らないし長い時間使えるのでコストパフォーマンスは良いのかもしれない。昔風のギタリストの話では、指の熱と圧力でしだいに自分の指にぴったり合うように変形してきて、長く使えば使うほど弾きやすくなってくる、ということである。
変形しすぎたものは濡れタオルとアイロンで修整できる。

***クレイトンの半透明はなかなか良い***

 つぎにお勧めなのがクレイトン社の ULTEM TORTOISEという名前が付いたピック(ルックスは半透明で鼈甲模様ではない)である。
clayton
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クレイトン社からは白っぽい素材のものもでているが、これではない。 鼈甲のピックを机の上などに落としてみるととても乾いた良い音がするのだが、クレイトンのこれもとてもよく似た良い音がする。弾いてみると、完ぺきに同じというわけではないが、音の傾向がとてもよく似ている。 厚さは5種類ぐらいあって好みに合わせて選べる。どの厚さも、クニャクニャしたりあるいは変にゴツゴツしたりすることも無く、とても弾きやすくしかも音が良い。値段はアメリカのショップで普通のピックの3倍ぐらいの値段で売っているので、ちょっと高め、というところだろうか。

***デルリン製はわりと好きかな*** 

各社からデルリン製のピックが各種でている。JIM DUNLOPやFENDERなどからでているカラフルな艶のあるピックである。
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この素材は滑りがとても良いみたいで弦にピックが当たっている時間が短く、「弦離れ」がきれいだと思う。アタック時に変な振動を引き起こさないからだと思うのだが、抜けの良いきれいな感じの音がする。一枚のピックによる音の幅は前述の鼈甲・クレイトンほど広くはない。鼈甲やクレイトンULTEM TORTOISEは、じつはピックの厚さをそれほど選ばない。どれを使ってもそれなりの弾きやすさと音がする。デルリン製はそうはいかないみたいなので、各種厚さをそろえて使い分けると良いだろう。値段は普通(¥100ぐらい)、わりとどこのお店にもあって手に入れやすい。 一部のメーカーで仕上げが荒くてバリのようなものがでているものがある。これを気にして使わない人もいるのだが、それをのぞけば良い音がするので工夫して使うのが良いと思う。工夫といっても、ナイフで軽くバリ取りをするだけである。ナイフの刃を直角に近く立てて削り取るようにすると簡単にできる。何種類かのやすりを用意して削って仕上げても良いが、ちょっと工作の知識がないときれいな滑らかな仕上げにはならないので、かえって面倒かもしれない。 ナイフでバリ取りするついでに、ポイントの形状角度を各種作っておければなおバリエーションが増えて便利だ。僕はとんがったものとか丸めのものとか暇なときに作りためている。

***TORTEXも音は好きなんだけど*** 

JIM DUNLOPからでている、艶消し気味のエッジ処理がわりとスクエアなピックである。
tot
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汗をかいても滑りにくく、ベースに使っても好印象だ。音は鈍そうな見かけより乾いた音がする。ある種のセラミックっぽい印象すら僕は持っている。 ある仕事での、ギターテクニシャンの奥の手は各種厚さのTORTEXピックだった。それぐらいこれに惚れ込んでいる人もいる。素質は良い。 ただひとつ改善できないのかなと思うことは反っているピックが見受けられることである。厚めの物は良いのだが、薄くなるにつれ反っているものが増えてくる。何か「目」のようなものがあるみたいで、反り方に二種類あるようだ。いずれにしても限度を越えれば弾きにくい。 値段はやはり¥100ぐらいで、どこのお店でも買えるようだ。アメリカでの値段は前述のクレイトンは高くて60セント、デルリン、トーテックスは20~25セントぐらいだ。(安い!) 日本で買うピックは高い。ピックだけを買うなら送料は安いので、僕はもっぱら通販でまとめて買っている。安く手に入れたものなのでミュージシャンにもテスト用に気軽くプレゼントしている。一枚¥100以上ならとてもこうはいかないと思う。

***ナイロンピックと金属ピック*** 

ナイロンピックはある時代を風靡したものだが、僕は今は特殊な場合にしか使わない。アタックのあり方が好きじゃない場合が多いから。しかし、各社から多くのモデルが出ているということは、それだけ売れるということだろうか。ナイロンピックを使うと、まあ、うまそうに聞こえて気持ちが良い、ということは有るかもしれない。僕にはそれがアタックの曖昧さに聞こえてしまうのだが。

 金属のピックは見かけとでる音が違ってめんくらう。以前からステンレスっぽい素材のものがあったと記憶しているが、意外とソフトな音色で驚いたことが有る。テックピックというファイバーのピックを開発しているメーカーで、金属ピックも製作していた。僕がファイバー製のものに興味があり直接連絡していた関係上、何かのついでに試作品や製品化されたものを同封してくれていた。
kinzoku
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アルミのもので削り方を変えてみたり、塗装を変えてみたり、磨き方を変えてみたり、合金加工を変えてみたり、真鍮製にしてみたり、銀製を作ってみたり・・・いずれも見かけとは違って、落ち着いた音色で、密かに好きだったりする。とくにしんちゅうのものは重さもふくめてこのみかな・・・ 一部のものは普通に買えると思う。お店には並んでないかもしれないので、メーカーに連絡をとるのが手っ取り早いかもしれない。あっ、これは既に普通ではないか。 金属というと一般に何故か拒否反応が有る。すぐに弦が切れるとかキンキンするとか・・・でも試してみた結果なのかどうか・・・・ フィンガーピックの多くは金属で作られていて、べつに問題なく使えている。またコインで弾いているプロミュージシャンの話はよく耳にする。特に日本の5円玉はピックとして人気がある。穴開きであるということで汗で滑りにくく使いやすいらしい。しかも周りにギザギザがなくて、とても具合良いらしい。来日の際に大量に仕入れていくという話を聞いたこともある。 

***ピックじゃないけど・・***

 ピックじゃないけどバイオリンの弓でギターを弾くというのがある。ジミー・ペイジの得意技。その弓をうんと小さくして指につけて弾く?ようになっているのもある。ピラニアという名前みたいで、魚の絵が描いてあって、その口に指をかみつかせる。
p__1
p__2
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現物が今ここにあるが・・・難しい。アコースティックギターでやるほうが簡単で、ソリッドのエレクトリックではとっても難しい。ちゃんと使ってる人を見たことがない・・って、持ってる人に出会ったことも無い。
 それに比べるとEーBOWは大いに使える。
e_bow
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命名の由来はエレクトリック・ボウということだろうか。時代とともに3種類ぐらいがでているようで、どれも使って好結果を得ている。

***練習専用ピック*** 

練習専用のピックも有る。
右が練習用。(左は先端をひねって弦との角度を矯正してあるもの)
ren
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何種類か有るのかもしれないが、今まで見たものはいずれもピック先端部に変な出っ張りをつけたようなもので、ピックのあたり方が悪いと引っかかって弾けなくなってしまう。やってみたけどかなり難しい。 かと思うと指につけて鍛えるというオモリも売っていて段階に応じて何種類か有るようだ。まったくなんと言ってよいか・・・う~~ん、試してみたい!

***ティアドロップかトライアングルか***

 形状についてはどうなんだろう。僕はティアドロップ(スタンダード)のほうが好きなのだが、仕事で出会う人達は約半々のようだ。一般的にバレーでコードを押さえて、コードストロークで多くの弦を弾く、と言うスタイルの人にトライアングルが多いみたいだ。 反対にコードも2~3弦だけで、単弦によるプレイが多い人はティアドロップを好むみたいだ。ちゃんと弾ければどちらでも良いんだけど、ちょっと気になる。 それからピックを持ったときの手のひらの形状だが、日本人はわりと開いて小指をどこかに着けていたりすることが多い。世界的?にはこのスタイルはむしろ少数派で、軽く手のひらを閉じている人のほうが多いらしい。 ピッキングのスピードということで見てみると、僕の観察範囲では、軽く握っているほうがスピードが速いみたいだ。ストローク、単弦ともに音の立ち上がりが良い。ピックのあたり方もこちらのほうが理想的な状態になりやすいようである。と言うか、ピックのあたり方をちゃんとコントロールできていると言うべきかもしれない。手を開いた状態ではどうしても手首の動き方が制限されるようだ。 もし両方のスタイルで弾ける人がいたら、是非意識して両方の音の違いとピッキングスピード(速いテンポという意味ではない。各ピッキングそのもののスピード)の変化を試してみてほしい。


       (この項 おわり)

サムピックを作る その1~~5

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(画像クリックで拡大)

従来からのサムピックが僕にはどうにも使いにくく、それなら手近の材料で作ってみようと思い立ちました。
薄めの皮革と滑り止めのゴム、マジックテープ、若干の接着剤と両面テープ、それと好みのフラットピックです。
出来上がりはこんな感じです。
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マジックテープで固定しますので、一応はフリーサイズです。大きめに作ったり小さめに作ったり、皮革の長さで自由な大きさで作ることが出来ますので、指の太さに対応できます。
概要をざっと説明します。
ピックの先端の出る量や角度はある程度調整可能です。
まず、皮革部分のスリットの両側に両面テープを貼ります。
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つぎに好みのピックをスリットに差し込み、ピックの先端の位置を好みに合わせて調整します。
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先端の位置が決まったらピックが動かないように注意しながら両面テープの保護紙を剥がします。
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ピックをそっと貼付けてから、反対側も剥がします。
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こちらもそっと貼付けます。
貼付けたあたりをゴムハンマーなどで軽く叩くとよく粘着します。
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両面テープの本来の粘着力が出るまで約24時間かかりますので、この状態で丸1日放置します。
これで完成です。
サイズは皮革部分を少し長めに作っておいて、完成後に切り詰めて調整すると良いです。
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ハサミで簡単に切れます。

概要はこんな感じです。
次回から各ステップの詳細について述べます。

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従来からのサムピックが使いにくいのは僕の場合次の3点です。

(1)ひとつはピックの固さというか、厚さというか、ピック素材が自由になりにくいことです。ホールド部とピック部をわけた製品はありますが、好みのものはなかなか見つかりません。

(2)つぎはアップストロークにむかないことです。ほとんどのサムピックはピック素材を曲げて指に装着するようになっていますが、その向きがアップストロークのときにはゆるむ方向にあり、指の周りで回ってしまうことがあるのです。回らないようにきつく締め付けるようなサイズのものを使うと指が痛くなってしまいます。

(3)最後はピックの先端位置が好みに合いにくいことです。奏法による手首の位置の違いなどによって弾きやすいピックの先端位置は異なってきます。従来のものはそれの調整は出来にくいです。

以上のようなことから、今回制作したサムピックは好みのピックを使用できて、指を無用に締め付けること無く、ピックの先端位置もある程度調整可能になっています。

使用する皮革は厚さ0.8~1.2mm程度です。0.2mm違うとホールド感やフィット感がかなり異なってきます。プロミュージシャンの意見では0.8mmもしくはそれ以下のものの評判が良いです。しかし耐久性やホールド感でいうと1.0~0.8mmぐらいが良いのかなと思っています。

皮革には滑り止めのゴムで裏打ちします。薄いもののほうが異物感が無くて好評ですが、これは使用する皮革の柔軟性とも関係してきますので、一概にはいえません。最近僕が使用している柔らかくて薄い皮革では、出来るだけ薄いゴムシートが良い感じです。
薄い滑り止めが手に入らなかったときには、滑り止めを一度接着剤で木材等に貼付け、無理矢理引きはがして、半分の厚さにしたりしていました。しかし、よく探してみると薄めの滑り止めのゴムが売られていました。今はそれを使っています。
ゴムシートで注意することは強化用の糸の入り方で方向性があるということです。これはゴムシートを持って引っ張ってみれば、伸びる方向と伸びない方向があるのですぐにわかります。僕は指の周りで伸びない方向になるようにして使っています。

ゴムシートを皮革に貼るのには接着剤を使います。これには溶剤を含まないタイプで、なおかつ柔軟性を保てるものが良いと思います。含まれる溶剤によってはゴムシートが変質することもあるようです。
僕が使っているのはセメダインのスーパーXのクリヤーです。
サイズ通りに裁断して貼付けるのでももちろんかまいませんが、ある程度の大きさの皮革の全面にゴムシートを貼って、不要な部分は後から引きはがしています。

マジックテープは粘着材付きのものを使ってます。粘着材の無いものも使ってみたのですが、僕にはどうもうまく使えません。粘着材付きをさらに接着剤で皮革に貼付けています。

接着部分の皮革の状態によって、ヤスリをかけたり、アルコールで拭いたり、良い接着が出来るように試行錯誤しています。皮革には詳しくないものでよくわかりませんが、皮革には色々な状態があるようです。

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前回書いた裏打ちした皮革と型紙です。
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型紙は適当な紙で何種類か作ってみて、実際に指に巻き付け、どのような形が良いか検討して下さい。弧を描いている曲線を何種類か作ってみると良いです。
今回紹介しているのはピックを通しているスリットが偏っているものですが、当初は左右対称で試作していました。
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この形だとピックを通す向きを逆にすると左用になりますので便利でした。
僕の弾き方ではまったく問題なく使えたのですが、プロの超絶テクニックによっては皮革の一部が弦にあたるとのことでした。それで現在のようなスリット部を遠ざけた形になっています。

紙で作った型紙がきまったら、皮革に写し取ります。僕は深く考えずにボールペンで写しています。皮革の色によっては鉛筆でも作業できる場合があります。
写し取った型に従ってハサミで切り取ります。僕はごく普通の工作用のハサミを使っていますが、まったく問題なく、楽に切り取ることが出来ます。
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決めた形通りに切り取ったら、つぎに穴とスリットをあけます。
穴はピックに加えられた力を適度に逃がす目的であけています。穴が無い場合には少しタイトな感触になります。
穴の大きさは皮革の柔軟性や使用したいピックによって各種試してみています。しかし、それほどシビアなものではないので、適当な感じで良いと思います。

スリットは24mmのノミであけています。

皮革の一方を二つに切れ目を入れてあります。これで親指の先のほうとか、つける場所による指の形に、広く対応することが出来ます。
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出来上がりはこんな感じです。

使用ピックはお好みのものをほとんど使うことが出来ます。(素材によっては両面テープが粘着しづらいものもありますが。ほとんどの素材は大丈夫です。)
エレクトリックを中心にプレイするミュージシャンはごく薄いピックを好むことがあります。今回のサムピックは、その要望にまったく応えることが出来ます。

試した結果ではデルリンのピックが非常に良いように思います。面白いのは同じピックでも、指に持って弾く時と今回のサムピックでは、音が異なることです。
指で持って弾くときには微妙にピックを押さえる力を調整しているらしく、どのピックでも自分好みの音色に近づくように調整しているようなのです。
サムピックではそれが出来ないため、各ピックの音色傾向が強く感じられます。

デルリン素材のもので、指で持ったときちょうど良い厚さより一段薄いものを使うのが良いように思ってます。例えば0.96を使っていた人は0.71を使ってみるとか・・です。

両面テープはニトムズの3620という型番のものを使っています。
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これは一応金属用となっていますが、各種試した中では最も目的に合っていると思っています。あつさ0.4mmです。

両面テープを使う上での注意点は、使おうと思うところを綺麗にするということです。アルコールを湿した布などでさっと拭いてからよく乾燥させておく等の作業が必要かもしれません。また、2度3度の貼り直しでは粘着力が低下しますから、1度で希望どおりに粘着できるように貼る位置の確認をして下さい。
両面テープの粘着力が発揮されるまでには約24時間かかります。貼ったらすぐに試したいところですがグッと我慢して翌日にテストを開始して下さい。




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試作したサムピック各種です。

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わかりにくくて恐縮ですが、僕はピックの先が少し爪先よりになっているものが弾きやすいです。ピックを出す量は短めです。
ピックの先がどこにあるかはかなり重要です。1mm変えると弾きやすさに影響します。
プレイスタイル/テクニックによっては爪先とは反対側・・指の関節側にきているほうが弾きやすいこともあるそうです。
このピックでは微妙に調整することが出来ますので、ベストな位置を得られやすいと思います。
角度や先端を出す量を変化させて両面テープで仮止めして試すことを何度かやれば、良い位置を見つけられると思います。
良い位置を見つけたなら、ピックの印刷などを参考にして、その位置を記憶します。
新しい両面テープで決めた位置にピックを貼り直してよく圧着します。
24時間経ったら完成です。

以上のようにして製作できるのですが、誰にでも作れるかと言うと、そうでもないのかなと思います。というわけで、製品化の道を探っています。数多くは作れないので、とりあえずオーダーメードで製作しようかな~~とも思っております。



             (この項 おわり)

サムピックを考える(サムピックを作る・序章)

ピックネタをもうひとつ。
使い易くて、指が痛くならないサムピックは作れないものか・・
そんな考えから、サムピックを試作中です。
目指しているものは
*厚くて固いピックや薄くて柔らかいピック(ティアドロップ型フラットピック)を自由に使えるようにする。
*右手用にも左手用にもなる。
*フリーサイズで、太い指でも細い指でもフィットするようにする。(限度はありますが)
*ピック先の位置(ピックの角度やピックの飛び出す分量)をある程度設定できるようにする。

などなどちょっと欲張った路線で進めています。
しかし、かなり難航していて、まだ発表する段階には至っておりません。

試作品はいろいろな方に送って御意見をいただき、改良を進めております。
もうすこしで記事に出来そうな気はしているのですが・・・・・・

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試作品にご意見をいただいている方の中にあの「いちむらまさき」さんがいらっしゃいます。
いちむらさんはサムピックに造詣が深く、独自の工夫をされたものを特注して使用されています。スライドギターの名手「サニー・ランドレス」さんはそのピックを使って気に入り、いちむらさんの特注品のサニー・ランドレス・モデルを使っているそうです。

というわけで、僕にも送っていただきました。
写真ではわかりづらいと思いますが、各所に工夫がされています。
一般の市販品とはひと味違います。

いちむらさんのサムピック
s_pick_1_.jpg

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                (この項 つづく・・かも?)

曲がったピック・・何故だろう?


ピックが曲がってしまいました。
机の上にグラスに入れたピックがあります。
ふと見たら3枚がグニャリと曲がっているのです。
曲がったピック

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何故なんでしょうねえ。
ピック素材同士の「相性」があるのかもしれません。
隣り合わせにしてはいけないピック素材があるとか・・・

         (この項 おわり)

リンディのP-92

リンディ・フレイリンLindy FralinのP-92ピックアップを試してみました。

p92_gaikan

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リンディのページによれば、これはハムバッカーであり、構造はスプリット・シングルで、外来ノイズを防ぎながら、シングルコイルの音がする・・・とのことです。
ハムバッカーサイズなので使い途が広いだろうと思って興味津々でした。
外観的にはフェンダーのハムバッカーに似ています。
さっそくFVのフロントに取り付けてみました。
サウンドは太くて、出力が大きいです。ストラトのシングルと比較するとその違いがよくわかります。直流抵抗は約7.6kΩです。リンディではオーダー時に8000ターンから11000ターンまで指定できるようですが、僕が入手したものが何ターンのものなのかは、残念ながらわかりません。

音の印象は、太く、かつ繊細で非常に良いです。下部にマグネットを持っていてネジのポールピースを持っているという構造からでしょうか、P90の延長線上に在るように思います。P-92というネーミングをみると、ねらいはその辺りに在るのかもしれません。

同じシリーズでTwangmasterというのがあって、それはアルニコのロッドがポールピースになっているようですので、そちらはフェンダーの大型のシングルコイル的なのかもしれません。単に想像ですけどね。P-92よりもクリアーだとリンディのページには書いてあります。そちらも是非試してみたいものです。

一応ニッケルのカバーを外して中を見てみました。
p92_naka

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こんな感じです。

                (この項 おわり)

ピックアップ調整

**ピックアップ調整

ピックアップ調整についてリクエストをいただきました。ありがとうございます。
簡単ですが僕が思うところを書きます。
 弦とピックアップの関係はこのようになっています。
pickupchosei

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問題はふたつあります。
ひとつは弦が指板のRに合わせてあるために弦によってポールピースとの距離が異なる事です。
もうひとつは弦のゲージによる出力差です。

(1)弦のRに合わせるという考え方によると次の図のようにセットする事が考えられます。
pickupchosei_r

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(2)つぎに弦の太さによる出力差を是正すると考えます。一般に巻き弦よりプレーン弦の方が出力が大きいので、最近の弦のセットでは次のようになります。
pickupchosei_g

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実際にはこの二つの考え方を組み合わせて、ピックアップのバランスをとる事になります。
一例をあげます。
pickupchosei_2

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磁気フィールドのあり方や弦のゲージ、指板にそった弦のRのあり方などによって多少の違いは有りますが、概ねこんな感じです。
この図をどこかで見たな・・と思われるかもしれません。最近のストラト用のスタガードピックアップ(トールDと呼ばれているかも)のポールピースの出方にそっくりです。
pickupchosei_n

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普通に考えるとこの図から大きく外れるようなポールピースの設定は特殊な場合に限られると思います。
普通のダブルコイルハムバッカーは、ストラトのようなシングルピックアップとは磁気フィールドのあり方とかが異なりますので、このまますべて当てはまるとは言いませんが、基本的にはこのようなならびになるのが自然です。

ピックアップのポールピース調整で気をつける事は、この調整を過信しない事です。
期待を裏切る例はいくつかあります。
たとえば、ビンテージのストラトのピックアップは第3弦が巻き弦である事を想定していますから、そのポールピースが高く出ています。
pickupchosei_3

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pickupchosei_v

(画像クリックで拡大)
最近の弦セットを使うとプレーン弦の第3弦が突出する・・・そういう結果になる筈ですが、実際にそう感じた事はありません。多くのプレイヤーがビンテージピックアップを使っていますが、バランスが悪くて困ったというような話を聞いた事が有りません。

次のようなピックアップのバランスが悪いなどという話もあまり聞きません。
pickupchosei_f

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ポールピース高さによる調整は「穏やかな調整」の部類に入るものであって、ポールピース間の相互作用などの影響を考えると、極端な凹凸は必要ないと考えています。個々の弦に注目するより、全体としてのそのピックアップの傾向がどうであるかを考える方が得策のように思います。

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とはいってもポールピースの調整は追求してみたいものです。
僕の方法を紹介します。

*まず第1弦と第6弦のポールピースを同じくらいに少し高めになるように出します。
*つぎにプラスチックの定規を第1弦と第6弦のポールピースにあてて、中間の各ポールピースの高さが均一になるように調整します。いったん6個のポールピースの高さを同じにしてしまうのです。

*次からの項目は指板のRやゲージによって一概には言えないのですが、一応の目安として。
指板が平らなときには調整量を少なくすることもあります。全体的に少なめの調整量の方が安全です。

*第2弦のポールピースを1/2回転締め込みます。
*第4弦は1回転上げます。
*第5弦は1/2回転上げます。
*指板のRによっては第3弦を僅かに上げる(1/4~1/8回転)事も有りますが、それは後で決めます。

*ピックアップ自体の高さを調整します。最終フレットを押さえた状態で第1弦と第6弦のポールピース上面と弦との間隔を次のようにします。

 フロントピックアップ 第1弦・第6弦 同じで3/32インチ(約2.4mm) 
             
 リヤピックアップ   第1弦・第6弦 同じで1/16インチ(約1.6mm)
 この数値はギブソン社の標準のものです。

*この状態で音を出してサウンドをチェックします。
 チェックするのは全体の傾向です。
 もし、よりクリヤーな方向が欲しいとき・・ポールピースを6個とも同じ分量だけ出します。
 例えば1/4回転分とか1/2回転分とかです。
 もし、よりファットな方向が欲しいときには6個のポールピースを同じ分量だけ下げます。

*ポールピースの出方が変わりましたから、もう一度弦とポールピースの間隔を標準通りに合わせます。

**これらの作業を繰り返して、全体の傾向としてのピックアップの状態を決めます。

 もしポールピースをどんどん下げていって、どれかのポールピース(僕の調整では第2弦が一番低くなる)がピックアップカバーより低くなってしまう場合(カバー付きの場合ですが)そのピックアップはそもそも好みに合っていないのではないかと思います。

この調整が出来たら次に各弦ごとのチェックをします。
好みによって各弦ごとのバランスを調整するときには必要最小限に留めて下さい。極端な凹凸は状態を不可解にするだけだと、僕は思っています。

最終的にまた弦とポールピースの間隔や、状態再現に有効な各数値をチェックして、記録or記憶して下さい。




          (この項 おわり)

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